中国の「尖閣報復」受け李克強首相に会いに行ったトヨタ会長(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.13 09:13
現代経済研究院のイ・ブヒョン北東アジア研究室長は「韓国貿易の中国依存度が過度に高いことはTHAAD事態を契機に改めて見直さなくてはならない問題だ。中国市場を守りながら長期的に市場を多角化しようとする努力をしなければならない」と話した。
これに先立ち中国の希土類輸出禁止措置で苦労したことが「予防注射」として作用した。中国はやはり尖閣問題から2010年に希少資源である希土類の日本向け輸出を禁止した。希土類は電子製品の生産に必須の材料だ。その後日本はインドやベトナムなど希土類輸入先を多角化し、中国を世界貿易機関(WTO)に提訴して2014年に勝訴した。結局希土類価格が暴落して中国が大きな打撃を受けた。国際貿易研究院のチェ・ヒョンジョン首席研究員は「中国市場を捨てることはできない。日本が香港、台湾、タイなどの華僑企業と組んで『迂回攻略』を推進するなど緩衝装置を用意した点も参考にしなければならない」と助言した。