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【コラム】韓国首相、警護する警察官の月給程度の働きはせよ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.30 11:03
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首相の取材には明と暗がある。最も不便なものは近接警護だ。私は新たな官庁の担当になれば暇ができるたびにその機関のトップに近付いて話しかけたりする。すると他の公務員は私が長官と親しいと思って対応が変わる。ぴったり寄り添って話しかける内容はほとんどが「お昼は召し上がりましたか」「このところ本当に暑いですね」のような中身のない内容だが、対話を聞くことができない官僚らは業務批判でないかと警戒する。だが、こうした秘蔵の武器を首相には使うのは難しい。近接警護の警察官のためひとまず接近することから容易ではない。うまく近づくのに成功しても明らかに警護員が聞いているところでお昼のメニューの話を切り出すのは恥ずかしい。

いちばん不思議なのは儀典だ。ラッシュアワーにサイドカーの護衛を受けてソウル都心部を疾走する経験は首相取材記者でなければ経験するのは難しい。首相の車両を止めないために周辺の信号は手動操作される。道路ごとに身動きできず閉じ込められた車がずらりと並ぶ。ぽっかりと開かれたソウルの道路がどれほどすばらしいものかを首相のおかげで感じられる。

 
首相が強大だと力説する主体の中には大韓民国憲法もある。憲法は首相が「行政に関し大統領の命を受け行政各部を統轄する」(86条2項)と主張する。統轄は「すべてを率いて治める」という意味なので、すべての官庁を号令できるという話だ。果たしてそうだろうか?

李完九(イ・ワング)前首相が就任直後「腐敗との全面戦争」で国民向け談話を出し検察が激怒したという報道が出た。首相の位置付けの一断面だ。法務部長官は検察総長に対して捜査指揮権があり、法務部は首相の統轄対象だが、それは単に法条文にそのように書かれているだけだ。

首相の実際のパワーがどうなのかは検察だけでなくネットユーザーもよくわかっている。最近インターネットでネタにされる常連は断然首相だ。李前首相が辞任することになるとすぐ「また返ってきた鄭ホン原(チョン・ホンウォン)元首相」など各種パロディが乱舞し、鄭元首相がポータルサイト検索語上位に上がった。

「帝王的大統領」と「雇われママの首相」の居心地の悪い共生が生み出す一連のハプニングをいつまで見守らなければならないのだろうか。根本的には全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)政権が28年前に設計した現在の権力構造を変える時になった。しかし憲法改正は容易ではなく時間もかかる。その時まで首相の地位は首相自ら守らなければならない。雇われママの首相に警護員は必要ない。北朝鮮がそんな首相にテロをする理由はなくはないのか。忙しい市民を足止めする理由もない。首相の顔を見ることより庶民の生業がはるかに重要だ。新しい首相は最小限警護警察官の月給ほどは働かなければならない。

李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長や金淇春(キム・ギチュン)元室長が「首相様、今回のことはこのようにされるのはどうでしょうか」と話す時に「私が自分でやる」としてぴしゃりと断り正反対に行うほどの剛胆さがあってこそ存在の意味がある。首相があらゆる嘲弄の対象から抜け出す出発点もそこだ。

カン・ジュアン(デジタルエディタ-)

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