「光州事件に北朝鮮が介入」…歴史わい曲めぐる議論広がる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.20 09:54
政界と関連市民団体はテレビ朝鮮、チャンネルAの報道と日刊ベストの掲示文に対し強く反発した。野党民主党のユ・スンヒ議員は19日に声明書を出し、「韓国のアイデンティティの一部であり軍事クーデター抵抗の歴史である5・18民主抗争をわい曲してさげすむ一部総合編成チャンネルの行動は日本の歴史わい曲と全く違うところがない」と批判した。インターネットとツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でも批判の書き込みがあふれた。18日午後にはソウル・安国(アングク)駅近くでソウル市内の高校2年生キム・シウォン君(18)が「5・18光州民主化運動精神を否定する日刊ベスト会員に国民の資格はない」として1人で糾弾デモを行った。
聖公会(ソンゴンフェ)大学のキム・ソジュン教授は19日、「(テレビ朝鮮、チャンネルAは)光州民主化運動が社会的に重要な事件にもかかわらず視聴率のために視聴者の好みに合う内容を事実確認しないで放送した。真実糾明というメディア本来の機能を尽くしていない」と評価した。高麗(コリョ)大学のキム・ムンジョ教授は、「日刊ベストなど“極右ネットユーザー”らは反社会的主張を通じ保守勢力の間でも揺らいでいる自分たちの立地を回復しようとしているようだ。歴史意識が欠如した彼らの行動はややもすれば社会統合に深刻な阻害要因になりかねない」と懸念した。