【コラム】韓国の不良ポータルサイト、私たちの魂を消耗させる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.26 17:00
空いてしまったこの胸を、当分埋めるのは難しいようだ。セウォル号惨事は、この地の皆の胸に大きな穴をつくってしまった。悲しみは分かちあいながら乗り越えることだ。慰労と共感は、だからこそ必要だ。ところで、むしろ空いた穴にクギを打ちこんでいる。セウォル号惨事の時も全く改善されなかったポータルサイトの不良サービスの話だ。犠牲者とその家族のための涙が大地を濡らしていても、ポータルは商売根性を捨てられなかった。自分の腹だけを満たそうとするポータルの欲に、オンラインジャーナリズムの価値が崩れかけている。
事情はこうだ。セウォル号惨事が発生した先月16日午前以降もネイバーやダウムといったポータルには検索語商売がにぎやかだった。検索語商売というのは国籍不明の正体不明の検索語をポータルサイトのホームページに露出させてクリックを誘導する韓国ポータルだけの創造的(?)な商売法だ。全世界でも類例が探せない方式だ。セウォル号惨事が発生するとすぐにネイバーの「リアルタイム急上昇検索語」「ホットトピックキーワード」「主婦人気検索語」(こんなあきれたコーナーもある)、ダウムの「リアルタイムイシュー」「日刊イシュー検索語」などにはセウォル号関連の単語と芸能人の後日談が入り乱れた検索語が上がってきた。