【コラム】強固な韓米同盟があってこそ中国との関係も発展可能
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.24 11:20
中国の習近平主席の北朝鮮訪問時期の選択は戦略的だった。米中貿易戦争は経済技術戦を越えて覇権競争に向かっているところだ。少なくとも東アジアの覇権を取り戻すという習近平主席の「中国の夢」の追求は執拗だ。東アジアのチェス盤で北朝鮮を有用した駒と見なした。大阪G20(20カ国・地域)首脳会議でのトランプ大統領との会談を控え、習主席は戦略的に活用する北朝鮮カードを取り出した。南北と米国を中心とした3者ゲームが中国の参加宣言で4者ゲームになった。強固な日米同盟と中露の戦略的協力強化を考慮すると、6者ゲームが再登場する可能性がある。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は中朝首脳会談で米朝実務者会談の可能性を開いておいた。また、米国に対する「新しい計算法」要求から「各自の合理的懸念解決案の探索」に立場を緩和した。習近平主席が帰国した後、北朝鮮はトランプ大統領が金正恩委員長に親書を送ったと伝え、内容を慎重に検討すると明らかにした。