【社説】憲政史上初、元最高裁判事の逮捕状請求とは=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.04 14:23
検察が昨日、梁承泰(ヤン・スンテ)司法府で法院行政処長を務めた朴炳大(パク・ビョンデ)、高永ハン(コ・ヨンハン)両前最高裁判事に対する逮捕状を請求した。職権乱用容疑という。直前政府の最高裁判事に対する逮捕状請求は憲政史上初めてのことだ。解放直後の反民族行為処罰政局、4・19革命、5・16軍事政変などの混乱期にもこのようなことはなかった。統合と未来に焦点を合わせるよりも「積弊捜査」に注力する国内の状況と司法不信の風土でなければあり得ないと考えられ、惨憺たる心境だ。
万人の尊敬を受ける地位からわずか数カ月間で犯罪者に転落した当事者の心境は複雑だろう。司法府がこのようになったことに対する責任感と同時に、管理者として熱心に仕事をしたことが何の罪になるのかという捜査に対する反感が共存するからだ。実際、今回の逮捕状請求は予想された手続きだった。検察が企画した司法壟断捜査フレームは林鍾憲(イム・ジョンホン)元次長の逮捕後、頂点の梁承泰(ヤン・スンテ)元大法院長(最高裁長官)に進むステップのように朴、高前最高裁判事を狙ったからだ。