「済州島も地震安全地帯ではない」不安感拡散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.18 12:08
秋夕(チュソク、中秋)連休期間に済州島(チェジュド)内外では地震に対する懸念と心配が続いた。「済州島もこれ以上地震の安全地帯ではない」という認識が広がったことによる現象だ。
島地域の特性上、空港や港湾などが地震の被害を受ければ孤立無援に陥るという懸念が出ており、島民の不安感が加重されている。だが依然とし済州道レベルでの予防対策は不十分だと指摘される。実際に今回の慶州(キョンジュ)地震の余波で嶺南(ヨンナム)地域だけでなく済州でも揺れが感知され、12日には済州地域で411件の問い合わせ電話が続いた。
済州島では今年に入り9回の地震が起きている。1カ月に1回だ。直近の地震は先月20日に起きた。西帰浦市城山邑(ソグィポシ・ソンサンウプ)海域でマグニチュード(M)2.6の地震が起きた。済州は2000年から2015年まで内陸で2回、海底で67回の地震が発生した。今年の9回の地震を合わせれば16年間で78回の地震が発生した。このうち最も規模が大きかったのは2008年5月31日に済州市(チェジュシ)西方78キロメートル海域で発生したM4.2の地震だ。M3.0 以上の地震も14回観測された。