「北、中国漁船1500隻に操業権売り3000万ドル収入」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.02 10:13
北朝鮮が中国に漁業操業権を売り、今年3000万ドル(約350億ウォン)の収入があったと、国家情報院が明らかにした。政府当局が北朝鮮の操業権販売と収入の規模を公式的に確認したのは今回が初めて。
李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長は1日、国会情報委員会に出席し、「北がドル確保のために平年の3倍にのぼる約1500隻の船に操業権を売った」と報告したと、李チョル雨(イ・チョルウ)情報委員長(セヌリ党)が伝えた。国家情報院は「中国漁船の操業により漁獲量が減り、油かすを海に大量に捨てて環境汚染が深刻になっていて、北と韓国の漁民の共通の不満を招いている」と報告したという。
北朝鮮は毎年、東海岸のイカ漁場と西海(ソヘ、黄海)ペクリョン島・延坪島(ヨンピョンド)近隣漁場の漁業権を中国側に売り、2014年には北方限界線(NLL)南側の韓国の漁場の漁業権まで含めたという。