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【コラム】脱北者の創業支援が統一準備の第一歩(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.15 17:14
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創造経済時代にふさわしく、脱北者を成功する企業家に育成するのは1つの良い事例になるだろう。脱北者の創業が重要な理由は、韓国・北朝鮮の同質性の回復と社会統合を操り上げることができるからだ。模範的な企業家に成長した脱北者は、統一後の重要な部分を担うことができる。北朝鮮に企業を育成する統一の担い手になることができ、北朝鮮住民たちに韓国社会の肯定的な面を知らせる伝導師な役割を果たせる。

しかし現実はそうではない。脱北者の中で創業比率は10人中1人に過ぎない。創業類型も飲食店のような生計型の1人自営業が大部分だ。このようでは困る。IBK経済研究所が調査したところによれば、脱北者は創業に対する熱意が非常に高い。創業を希望する比重は何と51%に達する。

 
今からでも脱北者の創業に道を開かなければならない。現実的な困難のためにあきらめたり創業したりしてもすぐに失敗するケースがないよう、脱北者オーダーメード型の創業生態系を構築しなければならない。脱北者の資質と能力を考慮した創業アイテムを積極的に発掘し、創業マインドと技術力を備えた脱北者を持続的に選抜していかなければならない。また創業後にもコンサルティングや資金支援、販路開拓など総合的な支援プログラムが用意されるべきだ。このために脱北者のための創業インキュベイティング事業は大変重要な政策的課題だ。同時に、脱北者には創業を通したチャレンジ精神を育てて企業家精神を育成することも忘れてはいけない。たとえ失敗しても挫折の代わりに再び挑戦できる敗者復活のチャンスも与えられなければならない。こうした対策が脱北者の創業ブームを作って成功的な定住を励ます火種になることを期待したい。

これに参加しようとIBK企業銀行も最近、統一部と業務協約を締結した。単純な生計型の創業支援を超えた成長有望な企業を育成するために積極的に支援していく計画だ。成功した脱北企業家が誕生し続ければ、ある瞬間に「統一大チャンス」の門がパッと開かれるだろう。脱北者が成功裏に定住できるよう温かく抱き込んで新たな拠り所になることが、統一準備のための第一歩だ。

クォン・ソンジュ企業銀行長


【コラム】脱北者の創業支援が統一準備の一歩(1)

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