韓国海警、威嚇する中国漁船10隻に実弾200発の警告射撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.21 08:58
韓国海域で違法操業中だった中国漁船が韓国海洋警察(海警)の警備艦に向かって突進するように威嚇し、海警が対応レベルで実弾200発余りの警告射撃をするという事件が発生した。人命被害はなかったが、韓中首脳会談(14日)の成果を文在寅(ムン・ジェイン)政権が積極的に広報する渦中に韓国海警と中国漁船の衝突が発生し、注目される。特に海警は事件発生から24時間以上も銃撃の事実を国民に知らせず、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の表情をうかがっているという指摘も出ている。
西海(ソヘ)地方海洋警察庁は20日、「19日午前9時15分から午後2時43分の間、全羅南道新安郡可居島(カゴド)の北西側53海里(約98.1キロ)で無許可の中国漁船に警告射撃し、退去させる措置を取った」と明らかにした。該当地点は韓中漁業協定ラインの韓国側1海里(約1.8キロ)の海上で、事前許可を受けていない漁船は操業できない。