【噴水台】韓国教育部の「逆回り雇用創出」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.24 11:00
一度荒くなった金遣いを調整することは簡単ではない。高まった賃金を下げるのも難しい。経済学で言う「下方硬直性」だ。経済環境や需要と供給法則によって下がるべき価格が下落しない状況のことを言う。カルテルや労働組合が価格や賃金の下落を阻止して起きる現象だ。
下方硬直性を軽く乗り越えて需要減少にも供給を増やす所がある。官僚組織だ。これを証明したのが「パーキンソンの法則」だ。英国経済学者のノースコート・パーキンソンが1955年紹介した理論で「公務員数は無条件で増える」ということだ。パーキンソンは第1次世界大戦以降英国海軍で艦艇が67%減ったが、行政人材は78%増えたということからこれを主張した。