【社説】33%上がるソウルのタクシー料金…サービスの改善が伴われるべきだ

【社説】33%上がるソウルのタクシー料金…サービスの改善が伴われるべきだ

2018年10月04日14時20分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ソウル市が早ければ今年末からタクシーの基本料金を現在の3000ウォン(約300円)から4000ウォンに33%上げることに事実上、確定した。深夜の割り増し時間も一時間操り上げて午後11時から適用することにした。今回のタクシー料金の引き上げは2013年以来5年ぶりで、最低賃金の上昇などを考えると避けられないというのがソウル市の説明だ。実際に、現在、ソウルのタクシー運転手の月平均所得は217万ウォン(26日勤務)で同様のバス運転手(22日勤務に396万ウォン)の賃金より非常に少ないだけでなく、ソウル市の生活賃金(1時間当たり1万148ウォン)に及ばない水準だ。

  だが、これを考えても一度に33%も上がるのは利用者にとっては大きな負担だ。市民が体感できるサービスの改善が伴われてこそ、急激な料金の引き上げに反発する利用者の抵抗を減らしてタクシー業界が望む実質的な所得増大につながることができる。このため、必ず是正すべき問題が乗車拒否、つまり乗客を選んで乗せることだ。

  昨年、ソウル市に受け付けられたタクシーに関する苦情のうち乗車拒否(30.8%)が不親切(33.7%)に続き、2番目に多かった。これには単にタクシー運転手のサービスマインドの欠如というよりは需給に関した構造的な問題がある。韓国のタクシー免許は25万件で、絶対数が不足するどころか昼間時間にはむしろ余っている。それでも需要と供給のミスマッチのため、平日出勤時間やタクシー以外の代案がない深夜時間にはタクシーを拾うことが天の星掴みのように難しいという不満が相次ぎ提起されてきた。

  このような問題はいくらタクシー料金を上げるといっても解決できるわけではない。不足したタクシーに代わる他の手段に対する真剣な考慮が必要だということだ。それでも今まで移動手段に関する政策は利用者の便益よりタクシー運転手の保護にだけ焦点が当てられてきた。このような近視眼的な政策が限界に達していることから、今回革新的な改善案を講じる必要がある。
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