グーグル、フォン情報を収集…韓国利用者8割が被害(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.23 14:42
今回の場合のようにIT企業が自社の機器やサービスを通じて使用者の私生活をのぞく事例は急増している。
グーグルが先月新しく発売した人工知能(AI)スピーカー「グーグルホームミニ」も似ている。スピーカーにはボタンを押して音声命令ができる機能があるが、このボタンのセンサーにエラーが発生し、スピーカーが無作為に使用者や周辺の声を録音してグーグルサーバーに送ったのだ。2014年には韓国でグーグルの地図サービス「ストリートビュー」に入る写真を撮影しながらWi-Fi信号に混ざったメールやパスワードなど個人情報を無断で収集した事実が発覚し、課徴金2億1230万ウォン(約2100万円)を科されている。
スマートフォンのアプリやサービスが使用者の許可なく個人情報を収集するケースも多い。先月の国政監査で韓国インターネット振興院(KISA)は、フェイスブックが位置情報法に関連する利用約款を明示しなかったり、同意するかどうかを正常に問わなかったと明らかにした。ネイバーのメッセンジャー「LINE」も位置情報法が規定する位置情報収集と利用に対する同意、位置情報第三者提供に対する同意に関する事項を違反した。