【社説】対話ムードに冷水浴びせる北の短距離飛翔体
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 14:46
北朝鮮が26日午前6時49分、短距離ミサイルと推定される飛翔体3発を発射した。韓米合同軍事訓練「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」の実施中だ。先日まで朝米は「グアム包囲射撃」「戦争も辞さない」などの「言葉爆弾」で戦争直前に向かっていた。しかし北朝鮮は突然グアム方向へのミサイル発射を保留し、米国がこれを評価しながら緊張がやや緩和した。こうした中で北朝鮮はまた挑発を敢行した。これはようやく芽生えた解氷ムードの中で信頼を築いていくべきところに冷水を浴びせた妄動であり、極めて遺憾だ。
韓国政府の態度も理解しがたい。飛翔体の射程距離が300キロ未満である点を取り上げながら「戦略的挑発とは関係がない」と強弁した。さらに青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は「(北の)通常の訓練過程」と主張した。「韓米合同訓練中に北も何らかのことをするしかなかったはず」「25日が北の先軍節であることを考慮する必要がある」という「代理釈明」まで政府周辺で出ている。