北朝鮮のミサイル発射のジェスチャー、その狙いは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.27 17:27
6・25韓国動乱(朝鮮戦争)停戦協定記念日(27日)を契機に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するだろうという見方に関して合同参謀本部は27日「北朝鮮のミサイル発射が差し迫った兆候はない」と明らかにした。
ノ・ジェチョン合同参謀本部広報室長はこの日「韓国軍は北朝鮮の挑発の可能性に対して韓米連合監視資産を動員して綿密に追跡監視中」と述べた。これに先立ち、CNNなど米国メディアは最近、米国防総省関係者を引用して「北朝鮮の弾道ミサイルの輸送トラックが21日、〔平安北道(ピョンアンブクド)〕亀城(クソン)のミサイル発射場に到着し、北朝鮮は通常輸送トラックが移動して6日以内にミサイルを発射してきた」とし27日を「D-デイ」だと予想した。
北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を打ち上げようとする動向があったという見方もあったが、この日午後まで北朝鮮は動いていない。ただし、北朝鮮が25日、咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)の潜水艦造船所でSLBM査出実験を実施したとCNNが伝えた。北朝鮮が実施した査出実験は圧力を利用してミサイルを空中に浮かしてから点火させる、いわゆる「コールドランチ(cold launch)」で、今月に入って2回目、今年に入っては3回目だとCNNは説明した。これを受け、ノ室長は「韓国軍は北朝鮮がSLBMを開発するための活動を持続していると評価し、関連動向を鋭意注視している」とし「具体的な北朝鮮の情報事項については確認させることができない」と話した。