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【取材日記】韓国の青年の心を引っ掻く政界

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.24 10:55
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「私が知っているある青年はスペックがひとつもなかった。単位が3点にもならず、TOEICの点数も800点だった。卒業後15社に書類を出したが10社は書類審査で落ち、書類を通過した残り5社はとても大きい企業だがすべて最終合格した」。

低スペックで大企業への就職に成功する神話を書いたという「ある青年」は自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表の息子だ。黄代表は20日に淑明女子大学での特別講義で、「大企業ではスペックよりも特性化された能力を見る」として息子の事例を持ち出した。黄代表は息子の格別な能力として「高校英字新聞班編集長」「大学早起きサッカー会リーダー」などを挙げた。

 
針の穴のような就職市場を突破するため「スペック積み上げ競争」に放り出された大学生はこの発言を聞いて何を思っただろうか。ヒマラヤ登頂もこれといった履歴にならない時代に高校英字新聞班編集長や早起きサッカー会の話は共感を得にくい話だった。各種インターネット掲示板には青年らの憤怒が沸きかえった。特別講演があった淑明女子大学の在校生コミュニティには「父親が黄教安であることが就職の秘密」という文が書き込まれ、黄代表の息子の母校である延世(ヨンセ)大学のコミュニティには「突然わが校の法学部出身が無スペックになってしまった」という自嘲が出てきた。黄代表としては野心に満ちた青年の心をつかもうとした行動だったが、むしろ青年と自由韓国党の認識の乖離だけを確認させた格好となった。

これに対し「共に民主党」のイ・ヘシク報道官は「就職できずにいる青年たちの就職戦略に問題があるようごまかし、息子の優越性をさりげなく示した典型的な年寄りの発言」と批判した。

それでも民主党がこうした論評をする資格があるかは疑問だ。今年初めに民主党高位役員らは20~30代で党支持率が低くなる理由を「前政権でまともに教育を受けられなかったためでもある」(薛勲最高委員)、「前政権の反共教育が20代を保守化させた」(洪翼杓首席報道官)などと分析した。こうした水準の診断で正しい処方が出るわけがない。

政界は「青年世代との疎通」を強調するが、結局青年層を「票田」以上に真摯に考えているという認識は見つけにくい。民主党は青年層を「啓蒙を通じた組織化が必要な集団」と考えているようだ。自由韓国党は青年政党を標榜するが、はたして何の話をしたかったのかわからない状況だ。

平均55.5歳で憲政史上最高齢の国会だからそうなのか。政界と青年は親しくなるにはとても遠い存在になった。青年は単一化された実体ではなく、性別、職業、価値観、経済水準などにより多様なアイデンティティを持つ個人たちの集合だ。ところが政界は青年をたびたびひとつの枠組みの中に無理に押し込めて継ぎ合わせようとする。そのためたびたび狙いがはずれている。政治家らは数十年前の自分の経験に照らして最近の青年を自分勝手に裁断するのではなく、ありのままの現実の中の青年を見つめなければならない。それが青年対策の出発点だ。

キム・ジュンヨン/政治チーム記者

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