【コラム】朴槿恵大統領のワシントン訪問にかける期待(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.09 10:50
朴槿恵(パク・クネ)大統領が16日、韓米首脳会談のためにワシントンを訪問する。訪米をめぐる背景となる韓米の連帯関係は温かい。だが人々の耳目を集中させる劇的なイニシアチブが出てくることはないと予想されている。日本の安倍晋三首相の4月訪米や習近平中国国家主席の9月訪米よりは米国メディアの関心が低くなるだろう。
関心が低くなる理由は、韓米関係があまりにも堅固な上に朴大統領の以前のワシントン訪問が成功的だったからだ。米国人は韓国を信頼し、韓米同盟を支持する。朴大統領が米国の信頼を強化するには次の4つの領域で考えの枠組みを整理しなければならない。
最初に、訪問全体のテーマを何に設定するべきか。官僚たちは「新しいフロンティア(new frontier)」を取り上げている。韓米両国が全人類に影響を及ぼす宇宙探査、気候科学、新技術などの分野で協業しているということを強調する表現だ。「新しいフロンティア」は良いブランドだ。李明博(イ・ミョンバク)前大統領の「グローバル・コリア(Global Korea)」のようにソウルが新しい思考を創り出すリーダーシップを発揮しており世界の「共同善」に寄与するということを立証する。