190億ウォンの広告収益におされるソウル地下鉄の安全
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.17 08:27
14日午後、ソウル地下鉄1号線市庁(シチョン)駅。プラットフォームや連絡通路など、各箇所に広告が壁一面に掲げられている。特にスクリーンドアの壁面にはさまざまな広告が全面に掲げられていて視野を遮っている。デンマークはスクリーンドアの広告物の高さを1メートルに制限しているほか、英国や日本では安全を優先して原色広告を禁止しているが、韓国では広告収入の最大化のために堂々と使われている。
このため、火災などの事故が発生すれば広告のせいで列車内部がよく見えず、緊急避難出口も識別しにくい。地下鉄広告が市民の安全を威嚇する「隠れた凶器」になっているというのに、安全に鈍感なまま特に意識せずに通り過ぎている。ソウル基準として一日718万人、年間26億人が利用する。