【コラム】韓国にはしてはいけないことがなぜこんなに多いのか

【コラム】韓国にはしてはいけないことがなぜこんなに多いのか

2018年10月04日14時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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【コラム】韓国にはしてはいけないことがなぜこんなに多いのか
  国会議員が仕事をしていないなんて誰が言ったのか。彼らが提出した法案が国会に山のように積まれている。国利民福のために新しい法を作ったり、今ある法に手を加えようと日夜努力していることがうかがえる。一例として、道路交通法の部分だけ見ても彼らの労苦がはっきりと表れている。今の第20代国会で、この法関連改正案159件(3日基準)が係留されている。その中で特に創意的(一般国民が考えなかったり、考えてはみても空想水準にとどまっている)発想が含まれた法案10件を紹介すると次のようになる。括弧の中は代表として発議した議員の名前だ。

  

  (1)運転中喫煙禁止〔朴孟雨(パク・メンウ)〕:自動車が動いている時に運転者は喫煙してはいけないという内容が含まれている。提案事由として「たばこを探し、たばこに火をつける行為等は携帯用電話を使ったり映像表示装置を操作したりする行為と同じように前方不注意の原因となる」と記されている。(2)妊産婦のシートベルト着用義務化〔金聖洙(キム・ソンス)〕:「シートベルトを着用した場合、胎児の健康を害することがあるという医師の所見がある妊産婦」を除くすべての妊産婦が適用対象だ。シートベルト未着用の取締りで検挙されないためには医師の所見書を所持していなければならない。(3)伴侶動物固定〔朴ギョン美(パク・ギョンミ)〕:「動物用ボックスなどに伴侶動物を入れて床においたり安全ベルトなどを使って座席に固定したりする」義務を付与する。(4)右折信号灯の設置〔鄭容基(チョン・ヨンギ)〕:「市場などは交差点で右折する車のための右折信号機を設置・管理することができる」という条項を道路交通法に入れようという。(5)飲酒運転前科者の車両番号板に特殊文字含める〔李銅燮(イ・ドンソプ)〕:飲酒運転で免許取消となった運転者が免許を再取得した場合、運転者の車両番号板を一般番号板とは異なるものにしようというものだが、車両を他人名義で登録する場合に対しては無対策だ。(6)運転免許取得教育に人格教育含む〔金映豪(キム・ヨンホ)〕:「責任・尊重・配慮など性格に関する教育を2時間以上含む」と法案に書かれている。2時間で性格が変わると信じることが前提になっている。(7)室内駐車場で前照灯をつけること(キム・ソンチャン):「事故防止のために車両のライトをつけるようにするべきだとの必要性が提起されている」というのが提案理由だ。(8)安全ベストの着用〔朴完洙(パク・ワンス)〕:三角停止表示板を設置しようとする運転者は、これに先立ち安全ベストを着用しなければならないという内容だ。順序が逆になると違法になる。(9)「子供が乗っています」規格化〔金明淵(キム・ミョンヨン)〕:警察が車両につける「初心運転者標識」や「乳児同乗標識」を作って普及させ、この公式標識以外のものを使用しないようにする法案だ。(10)高校周辺も保護区域に〔洪翼杓(ホン・イクピョ)〕:子供保護区域を中・高校周辺まで含めて青少年保護区域に拡大する方案だ。病院・保健所周辺を老人保護区域に指定する法案も別途提出されている。2つの法案がすべて通過れば、小規模都市では保護区域が一般区域よりも広くなる場合もある。

  国会議員があまり勤勉ではなかったり、他の重要な公務が山積していてこれら法案のうち相当数は議論段階にも至っていない。最近施行された「自転車ヘルメット着用義務化」や「タクシー乗車時のチャイルドシートの使用義務化」のように一日も早く国民の安全に寄与する法を作ることができなくて残念に思う議員もいるだろうが、法案が国会で眠っていることを幸いに思う国民もいる。私もその一人だ。

  英国とドイツ、交通法規の側面で対照的な国だ。英国では禁止表示板がない所では(自動車専用道路除外)、左折・右折やUターンが可能だ。ドイツでは許可を示す標識がある場所だけで可能だ。英国は信号機のない環状交差点(ラウンドアバウト)の故郷でもある。欧州連合(EU)の統計によると、交通事故で市民が死亡する確率は英国よりもドイツのほうが高い。高性能車両の速度感を楽しむ運転者が相対的にドイツに多いからそうだという分析もあるが、規制が細かいからといって必ずしも安全になるわけではないことを物語っている。フランス・パリの凱旋門のラウンドアバウトは12本の道が合流するところだ。ところが信号機がない。自律の秩序の中で芸術のように車両が流れている。

  国立公園内の山の頂上・探訪路・避難所で水筒に入れて持っていったウイスキー一杯飲んでエネルギーチャージすることも違法になった。アライグマなどの野生動物がいるカフェが人気を呼んだが、動物福祉などを理由とした禁止法ができた。蔚山(ウルサン)警察庁は異性の部下に私的なメッセージを送らないようにする規則を制定した。寝て起きれば「やれ」「するな」と命じる法が1個ずつ生まれている状況だ。かつて孔子は法律で世の中を治めようとした法家遊説家を下に見ていた。小言が多くなれば、もともとは重要な訓育も大きなお世話と考えるようになる。「するな」と言われことが多くなると、顔色を見ながら怯え、どうやって欺こうかと心を砕くようになる。体験したことのある者は皆知っている。

  イ・サンオン/論説委員
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