韓経:【社説】通商圧力通じた米国の「韓国手なずけ」本格開始か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.19 10:07
米国が今度は「通商拡大法」を持ち出して強力な鉄鋼輸入規制方針を明らかにした。米商務省は16日、韓国や中国などの鉄鋼製品に対し「通商拡大法232条」を発動して輸入を大幅に制限したり最小53%の関税を課す措置をトランプ大統領に提案した。この規定は特定製品が国家安保に脅威になると判断される場合、高率の関税とともに輸入量まで規制できるようにしている。
商務省は3種類の鉄鋼輸入規制案を提示したが、トランプ大統領は4月までに具体的な貿易報復方法を決めることになる。深刻なのはこのうちどの案を選んでも韓国の対米鉄鋼輸出が莫大な打撃を受けるという点だ。何より商務省が高率関税対象国と名指しした12カ国に韓国が含まれていることに注目しなければならない。韓国は昨年対米鉄鋼輸出3位の国ではあるが1位のカナダだけでなく、7~9位の日本、ドイツ、台湾はすべて対象から抜けた。商務省は12カ国の選定基準を明らかにしていないが、輸出量が多くても米国と友好的関係にあるいくつかの国は抜けたとみられる。