崔順実（チェ・スンシル）被告の娘チョン・ユラ容疑者（２１）に対する検察の逮捕状請求が裁判所で棄却された。

ソウル中央地裁のカン・ブヨン令状担当判事は３日午前１時２７分ごろ、業務妨害などの疑いで請求されたチョン容疑者に対する逮捕状を棄却した。カン判事は「逮捕状が請求された犯罪事実に関する容疑者の加担の経緯と程度、基本的な証拠資料が収集された点などを考慮すると、現時点で逮捕の理由と必要性、相当性を認めにくい」と明らかにした。

チョン容疑者は直ちに釈放され、身柄を拘束されず捜査を受ける。検察は棄却理由を検討した後、逮捕状を再請求するかどうかを決める方針だ。

これに先立ち検察特別捜査本部は２日午前０時２５分、チョン容疑者に対して業務妨害など容疑を適用して逮捕状を請求した。

チョン容疑者は２日午後２時にソウル中央地裁３１９号で行われた逮捕状審査で、先月３１日に仁川（インチョン）空港で記者会見した趣旨と同じく「母から言われた通りにした」「入学の過程などは全く知らない」と容疑を否認したという。

チョン容疑者はチョンダム高校在学当時に虚偽書類を提出して出席などが認められた疑い（偽計による公務執行妨害）、梨花女子大学への不正入学の疑い（業務妨害）などを受けている。