「北の首脳会談カード、韓国だけでなく米中に向けても」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.02 10:53
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新年の辞をめぐって専門家たちは、南北首脳会談の実現の可能性を低くみているが必要性は概して認めた。世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン首席研究委員は「南北首脳が会えば、対話の糸口を劇的につかんで交流協力が質的に発展できる度量の大きな政治的決断ができる」と話した。
①提案の背景=大統領直属の統一準備委員会の民間委員である梨花(イファ)女子大学のパク・インフィ教授(国際関係学)は「今年は第2次世界大戦終戦70年で中国とロシアで大きな行事を計画しており、韓日は修交50年を迎えて北東アジアで外交的に大きなゲームが繰り広げられる」として「首脳会談カードは韓国だけを見て取り出したものではなく、中国・米国との関係改善の必要性などを総合的に判断して出したもの」と話した。それと共に「以前、金正日(キム・ジョンイル)総書記も中国と旧ソ連を相手に三角ゲームを楽しんだが、こうした試みが金正恩式の三角ゲームになるかが観戦ポイント」と付け加えた。北朝鮮大学院大学校のヤン・ムジン教授(北朝鮮学)も「2000年の第1次南北首脳会談が決定された直後、金正日総書記が中国を訪問して朝中首脳会談を行った前例がある」として「朝露首脳会談を論じて南北首脳会談の可能性を浮かび上がらせるのは中国に対する圧迫の性格もある」と分析した。