【コラム】安倍の経済挑発には国益を前面に出した現実主義で対応するべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.22 09:35
「韓半島(朝鮮半島)は日本の心臓をねらう匕首(あいくち)だ」。ドイツの軍人で明治時代に日本陸軍士官学校の教官として招へいされたK.W.J.メッケルが韓半島について述べた言葉だ。朝鮮時代以降、韓日関係は経済よりは政治が決めてきた。豊臣秀吉は政治権力の野心を満たすために朝鮮出兵を敢行した。日本の明治維新指導者は中国を侵略するために韓半島を併呑した。現在、安倍が行っている半導体材料などの輸出規制挑発も、基本的に経済と技術という「甲冑」で武装した政治的挑発だ。したがって、材料戦争の解決も経済ではなく政治から探らなくてはならない。
安倍に材料戦争を起こさせた構造的変化はポストグローバル化時代の到来だ。ブレグジット〔英国の欧州連合(EU)離脱〕とトランピズムが象徴的に見せたポストグローバル化時代は、保護主義・自国利益優先主義・種族的民族主義・ポピュリズム・非自由主義的ストロングマンの登場を特徴としている。新軍国主義を主張する国粋主義的民族主義者である安倍はポストグローバル化時代の日本を導くストロングマンだ。