【社説】朴槿恵前大統領の不服…国を分裂させるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.13 07:55
憲法裁判所の判決に対する承服も、国政壟断疑惑に対する最小限の謝罪もなかった。憲法裁の罷免決定にもかかわらず青瓦台(チョンワデ、大統領府)で3日間過ごし、12日夜に私邸に戻った朴槿恵(パク・クネ)前大統領の国民向けメッセージは、憲法裁の決定に事実上不服を示唆し、自由韓国党と取り込んで検察・野党と対決政治をするという決意で満たされていた。
朴前大統領の私邸復帰は復帰3時間前にこの事実をメディアに流すことから始まった。これを聞いてソウル三成洞(サムソンドン)の私邸の前に集まった支持者が「朴槿恵」「弾劾不服」を連呼する中、到着した朴前大統領は終始笑みを浮かべた表情で親朴議員らとあいさつを交わした。これと同時に青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官を務めた韓国党の閔庚旭(ミン・ギョンウク)議員が任期を満たすことができず退いたことに対して申し訳ないという点と声援を送る国民に対する感謝の意を表した後、「すべての結果を抱えていく。真実は必ず明らかになると信じる」という朴前大統領のメッセージを発表した。憲法裁の弾劾決定に露骨に異議を提起して支持層を結集させ、検察に「威力誇示」をすることで、自分に対する捜査の鋭鋒を挫こうという内心が表れている。