【コラム】韓国、「大統領がいない153日の経済」が残したもの
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.03 14:44
1週間後には韓国に新しい大統領が誕生する。弾劾訴追後、事実上の大統領不在状態になってから153日ぶりだ。長く空けていた家の前のように、青瓦台(チョンワデ、大統領府)にも各種「請求書」がたまっている。その大半が米国や中国からのものだ。
頭が痛い請求書の間には予想外のプレゼントも待っている。経済成績表だ。大統領の長期不在にもかかわらず韓国経済は善戦した。1-3月期の成長率は前期比0.9%と、当初の政府の予測値(0.6%)を大きく上回った。外国人が国内の株式を買い、総合株価指数はいつの間にか過去最高値の更新を目の前にしている。これまで成長率予測値を下方修正するのが習慣だった韓国銀行(韓銀)までが先月、小幅ながら上方修正した。