「新年の辞」2割が南北関係…自信にあふれた金正恩(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.02 10:09
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の肉声による新年の辞は大胆なものだった。「最高位級会談も、できない理由はない」として南北首脳会談の可能性を提案する姿は2013年に初めてカメラの前で新年の辞をした時の不安な姿とは違っていた。昨年の金第1書記は祖父・金日成(キム・イルソン)の声に沿っていたものだとの評価を受け、発音も不正確な部分が多かった。だが今年は明確な発音で抑揚を込めながら自信を持って原稿を読んだ。
◆南北関係=今回の新年の辞は、これまでの新年の辞に比べて対南メッセージに特に精魂を込めていた。題名であり一年の政策目標であるスローガンも「祖国解放70周年になる今年に民族皆が力を合わせて自主統一の大通路を開こう」だった。「統一」という単語を18回使い、分量も全体1万504字のうち2007字となる5分の1を南北問題に割いた。対南提案内容も破格的だった。以下は南北関係に関する発言要旨だ。