【時視各角】親朴の泥沼にはまった大韓民国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.20 15:03
国をモウセンゴケの中に蹴り入れるのに決定的なオウンゴールパスを出しながら頭を一度たりとも下げないばかりか、握り締めた党権を命綱のようにして放そうとしない。虚言が主な特技の代表は、自派から院内代表を出すという安全弁を作ってからそうやく自分の言葉をなかったことにして笑いながら代表職を打ち投げた。彼らの中で本当に名誉は何か知っている者が1人でもいたならこうはできなかったはずだ。主君が官邸に幽閉されるという侮辱を受けるまでに事態が及んだなら、主君に間違えて仕えていた罪で自決はさておき、せめて政界引退を宣言する者が一人でも出てくるのが筋ではないか。
代わりに彼らは自派の名前を変えて呼びつつ、過去の主君との決別を確かなものにした。もう彼らの関心は窮地に陥った過去の主君ではなく、自分たちの政治生命の延長だ。彼らの目標は執権ではなくどうにか廃族を免れることだ。見たところ、各方面で難関や障害が待ち構えていることが明らかな次の政権で、責任のない野党として生き残って政権を揺さぶっているうちに再起する機会が訪れるだろうという本音をのぞき見ることは決して難しいことでない。