【時視各角】文在寅政府の「危険な」遺伝子
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.04 09:05
文在寅(ムン・ジェイン)政府の遺伝子が先端バイオ科学と融合した。「遺伝子のはさみを通じて悪い遺伝子を除去するようにチョ・グク民情首席が(下から上がってきた)ブラックリストを取り除いた」。昨年大晦日、国会運営委員会のある与党議員の口から出たこの言葉は、現政権の道徳的自負心を改めて確認した。優生学的優越性に生命工学技術まで結合したので、もうこの政権の道徳性は「不純物」一つ食い込む余裕がなくなったのだろうか。
遺伝子は力が強い。遠い過去、原始狩猟時に蓄積された私たちの遺伝子はまだ強力に作動する。人間の行動と感情がしばしば理性を裏切るのもこのためだ。農業1万年の歴史は文明と社会にとっては長い時間だが、生物学的変化を呼ぶには短い。ところで、このような信頼を破ってしまった実験がある。ドミトリ・ベリャーエフという旧ソ連の遺伝学者による銀キツネの実験だ。