「北、終戦宣言を要求したことない…韓国が望んだ可能性高い」

「北、終戦宣言を要求したことない…韓国が望んだ可能性高い」

2018年06月29日15時40分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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トランプ政権の代表的な対話派だったジョセフ・ユン前北朝鮮担当特別代表は27日、北朝鮮の非核化について「最も急がれるのは廃棄すべき核兵器などのリストを作成すること」と強調した。
  米朝間の緊張が続いていた今年2月、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表の引退宣言は少なからず波紋を呼んだ。国務省内の代表的な対北朝鮮対話派だったユン氏の引退がトランプ政権内の強硬・穏健派間のあつれきの結果として映った理由だ。ユン氏が望んでいたように米朝は劇的な対話モードに転換した。済州(チェジュ)平和フォーラム出席のために訪韓したジョセフ・ユン氏は27日、「今の段階で最も急がれるのは廃棄すべき核兵器などのリストを作成することだ」と強調した。

  --6・12シンガポール米朝首脳会談から半月が過ぎたが、追加の実務者協議の動きが見えない。

  「会談からまだ15日しか経っていないので待つ必要がある。ワシントンはいま準備をしていると聞いている」

  --ポンペオ米国務長官は非核化のための日程表は必要ないと述べたが。

  「日程表は分からないが、段階別の接近は必要だ。いつ調査をして、いつ検証するかなどの手続きのことだ。そうしてこそ日程表が出てくるのではないだろうか。日程表とは手続きを決めるのと似ている。問題はシンガポール首脳会談の前にこれが議論されるべきだったという点だ。少なくとも大きな手続きはあらかじめ議論して首脳会談をするのが典型的な方式だ。そうしてこそ首脳会談で具体的な結実を得ることができる。今回は手続きの議論の前に首脳会談の合意があった。反対に進んだのだ」。

  --現状況で最も重要な問題は。

  「北朝鮮がすべての核兵器とミサイル発射場、そして核物質リストを作って提出することだ。彼らが何を持っているのか分からなければ何をするかを決めるのが極めて難しくなる。例えば我々は寧辺(ヨンビョン)にウラン濃縮施設があることを知っているが、どこかに別の秘密施設があるかもしれない。CVID(完全で検証可能かつ不可逆的な非核化)はC、すなわち完全な(complete)から始まる。北朝鮮が何を持っているかも知らずにどうやって完全な非核化が可能だろうか」

  --北朝鮮がだます危険はないのか。

  「もちろん可能性はある。検証が必要な理由だ。リストを確保した後、これを徹底的に検証できる広範囲な権限を確保しなければいけない」

  --これまでの北朝鮮側の動きをどう見ているのか。

  「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と2回、中国の習近平主席と3回、そしてトランプ米大統領と1回の首脳会談をし、滑稽な存在から真のリーダーに浮上した。また、外に姿を見せながら北朝鮮の方向も変えた。いま人々は彼が何を望むのかを知ろうとしている。変化を望んでいるというメッセージを国際社会に送ることに成功したのだ」

  --金委員長の言葉を信じることができるのか。

  「根本的な質問は、果たして彼が本当に非核化を望むのかだ。今までこれを裏付ける証拠はない。それでも最高位層間のコミュニケーションが行われ、首脳同士が共に仕事をすると考える。それだけでも大きい。したがって金委員長が心から変化と非核化を望むことを願おうというのが今の状況だ」

  --北朝鮮の誠意を確認する方法は。

  「先に話したように誠意を示す最高の方法はリストを出すことだ」

  --最近、米国が一方的に韓米連合軍事訓練の中止を発表した背景は。

  「北朝鮮に対して敵がい心がないことを見せるためにトランプ大統領が取った措置というのが公式的な説明だ。私は韓米同盟に影響を与えかねない事案は韓国と相談するべきだと考える」

  --韓米連合軍事訓練の中止は韓米同盟にマイナスになるということか。

  「どうだろうか。韓国政府は特に問題ないと言っている」

  --在韓米軍は撤収するだろうか。

  「近い未来では可能性がない。北朝鮮との問題がすぐに終わることはないからだ。北朝鮮の非核化がなければ在韓米軍の縮小もないだろう」

  --北朝鮮は終戦宣言を望むのか。

  「北朝鮮側は終戦宣言について話したことがない。それを話す段階までも進んでいない」

  --後に米国が提起したと考えられるのか。

  「そんなはずはない」

  --韓国側が望んだ可能性は。

  「十分にある」

  --まだ非核化していないが、韓国政府は南北交流を積極的に進めている。

  「私は国務省にいた当時から人道的支援、文化・スポーツを含む民間交流は望ましいと主張してきた。北朝鮮はあまりにも長く孤立していた。米国はクリントン政権以降、北朝鮮と関係を断ったり接触したりを繰り返してきた。このような形は望ましくない。開城(ケソン)工業団地や北朝鮮観光のように金正恩政権に資金を与えることはできないが、他の交流は続かなければいけない」

  --北朝鮮との対話が本格化したが、米国務省から出たことを後悔していないのか。

  「未練は全くない。私は米国務省が役割を果たすべき瞬間にまともにできないと考えて出てきた。その時に離れたことを後悔していない」
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