【コラム】文在寅大統領と文武一検察総長の同床異夢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.27 15:08
「検察が自ら中立性を確保しなければいけない。政治も検察を活用しようという考えを捨てるべきだが、検察が自ら中立の意志を確実に持たなければならない」。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が検察総長に任命状を渡しながら述べた言葉だ。その1時間後に就任式をした文武一(ムン・ムイル)検察総長は幹部の前でこのように誓った。「検察の政治的中立性・独立性を守る強固な磐石になり支柱になる」。
大統領は「中立性」を話し、検察総長は「独立性」にも言及した。大統領が述べた中立の意味は彼の言葉に内包されている。「政治権力化」の反対語だ。検察総長が話した独立の意味は就任の言葉の別の部分に込められている。「検察の捜査と決定には検事だけが関与できるという刑事訴訟法の原則と精神…」。