アフマド・マスミファル駐韓イラン大使が「韓国が西側の対イラン追加制裁に賛同すれば、イラン石油・非石油市場をともに失うことになるだろう」と警告した。 １８日に大使館内で行われた中央日報、ＪＴＢＣとのインタビューでだ。 マスミファル大使は、韓国がいかなる行動をとっても、同じレベルで相互主義的な対応をすると強調した。

－－韓国が追加制裁に賛同した場合、イランはどうする方針か。

「相互主義に立脚して行動する」

－－韓国への輸出を認めないということか。

「韓国が石油の輸入を減らすなど、いかなる形であっても貿易を縮小すれば、直ちに韓国国民の生活に影響を及ぼすことになるだろう」

－－イランも韓国製品を禁輸すれば損失がないのでは。

「イランの石油を買うという国は多く、イランに製品を売るという国も多い」

－－イラン産の石油輸入を減らしても代替輸入源があるのでは。

「ない。現在の石油市場は需要超過状態だ。また韓国の精油施設はイラン産高級石油を精製するのに投資されていて、イラン産石油の輸入を減らしてすぐに代わりのものを見つけるのは難しいはずだ」

－－韓国政府にはイランの立場を伝えているのか。

「外交通商部と他の関係部処の当局者に何度か会って私たちの立場を伝えている。韓国側の当局者は韓国は‘特殊な状況’にあると話す。私は彼らに‘相互主義的な対応’という立場を伝えている。まだ韓国政府が立場を決めていないので見守っている」