韓経:サムスンvsアップルの特許戦新ラウンド…賠償金大幅引き下げの見込み

韓経:サムスンvsアップルの特許戦新ラウンド…賠償金大幅引き下げの見込み

2017年10月25日09時18分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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サムスンvsアップルの特許戦新ラウンド
  サムスン電子とアップルのデザイン特許訴訟の損害賠償額を再算定する裁判が始まる。昨年末に米最高裁判所がサムスンに言い渡された特許侵害賠償額3億9900万ドルは過度だとして事件を1審に差し戻してから10カ月ぶりだ。サムスン電子は新たな裁判を通じ賠償額の規模を大きく減らせると期待している。

  ロイターなど外信によると米カリフォルニア州サンノゼ地裁のルーシー・コ判事は22日、「サムスン電子とアップルの賠償額再算定と関連した新たな裁判を始める」と明らかにした。これによりサムスン電子は△丸い角▽画面にベゼルを付け加えたデザイン▽格子状のアイコン配列――のアップルのデザイン特許3件を侵害したことに対し賠償額3億9900万ドルが適正なのかどうかを改めて確認できるようになった。

  サムスン電子とアップルの法廷争いは2011年にさかのぼる。アップルは当時サムスン電子がiPhoneのデザイン特許を侵害したとして訴訟を起こし、1審裁判所はサムスン電子に9億3000万ドルを賠償するよう判決した。サムスンはこれに従わずに控訴し、2審では賠償額が5億4800万ドルに減った。だがこのうちデザイン関連賠償額3億9900万ドルが過度だとしてサムスン電子は再び最高裁に上告を決めた。一部デザインで特許侵害が発生したが、製造品(スマートフォン)全体の価値が侵害を受けたと判断して賠償額が算定されたことを問題にした。

  米国特許法第289条によると、特許権者の許諾を受けずに類似したデザインで製造された物を販売した者は利益全体の相当額を権利者に賠償する責任があると定めている。ここで核心は利益全体を賠償させる「製造品」の範囲だ。これまで製造品は完成品の意味と受け止められてきた。だが、サムスン電子はデザイン特許だけ侵害したので完成品ではなく部品に限定すべきと主張した。

  結局最高裁は「サムスン電子の賠償額は過度だ」として事件を下級審に破棄差し戻した。当時最高裁判事8人は「特許侵害にともなう被害は機器全体ではなく一部だけだった」と判断した。

  6年以上にわたり続いてきた両社の法廷争いがめぐりめぐって再び裁判が始まったサンノゼ地裁に戻ってきたものだ。ルーシー・コ判事はサムスンが侵害したアップルの特許がギャラクシーの販売収益にどれだけ寄与したかを判断して損害賠償額を改めて算定するという。

  米国メディアは新たな裁判のニュースを伝えながらサムスンにまた別の機会が開かれたと報道した。経済専門誌のフォーチュンは、「サムスンは喜び、アップルはそうではない」と評価した。IT専門メディアのテクニカは「サムスンとアップルのこの6年半の時間が『リセット』された。サムスンは新たな機会を得ることになった」と報道した。

  
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