韓国国防部、ハッキング「証拠隠滅」 …隠して縮小する癖がまた出てきた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.06 10:50
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訓練中の米軍がコンピュータを利用した情報作戦遂行を準備している。現代の戦場の特性上、場所を問わずコンピュータは必需品だ。面倒に思って関連手続きを無視すれば、保安事故は避けられない。ネットワークに連結されたサーバーまで侵入するため、悪性コードが一瞬で広がるのを食い止めることはできない。(写真3=米陸軍ホームページ)
しかしこれについてセキュリティの専門家は「全数調査以外に他の方法はない」とし「軍当局が証拠をき損したことは、ハッキングを許したことよりも大きな問題に発展しうる」として強く糾弾した。引き続き「『牛をなくして牛小屋を直す』(後の祭り)ということわざがあるが、証拠をき損したので牛小屋も直すことができない状況になった」と指摘した。退職した高位当局者は「やはりそういうことだと思った」と言ってため息をついた。この当局者は続いて「非常に恥ずかしい」として軍当局の誠意のない態度に失望を隠しきれなかった。
米軍の事例は全く違う。米軍はイラクとアフガニスタンで、戦争後の安定化作戦を展開中だった2008年秋、中東地域を担当する中部司令部(CENTCOM)のサーバーコンピュータから軍事秘密が外部に流出した。これを確認した米軍は大々的な悪性コード撲滅作戦を開始した。いわゆる作戦名「バックショット・ヤンキー(Buckshot Yankee)」だ。この作戦は14カ月間行われた。だが、米軍が一番最初に実施したことは別にあった。どんな資料が流出したのかすべてのコンピュータを全数調査したのだ。