アベノミクスの狙い…「物価上がれば負債減る」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.03 10:58
フランツ・カフカの小説『変身』のように、ある日夢から覚めると、世の中のすべての価格が倍になったが、借金だけがそのままだという状況を想像してみよう。自分の給与、食料品価格、公共料金、住宅価格すべてだ。
審判の日が消え、喜びの日が到来する。名目国内総生産(GDP)が2倍になったため、負債比率の高い国が優良国家に生まれ変わり、ハウスプアの家庭や学資金の融資を受けた青年は希望を見いだすことになるだろう。負債なく預金だけがある引退者は直接的な恩恵はないが、消費・投資が活発になり、子どもが就職して未来を設計する姿を満たされた気分で眺めることができる。