金与正氏・玄松月氏、党組織・宣伝の核心に浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.22 09:07
金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)氏が昨年末、労働党宣伝煽動部副部長から組織指導部第1副部長に移したことが分かったと与党高位関係者が21日、明らかにした。また、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を控えて北朝鮮芸術団の事前点検団団長として訪韓中である玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が宣伝煽動部(部長パク・グァンホ)副部長に抜擢されたと他の与党関係者が伝えた。組織指導部は党幹部の要人や軍、組織、政策などを担当する「党の中の党」であり、宣伝煽動部は労働党の決定や思想を指導して伝播する労働党の核心部署だ。北朝鮮体制をリードする両側の車輪であるわけだ。
情報当局は金正恩委員長が2人の人事移動を通じて核心権力の世代交代を試みると同時に、組織指導部と宣伝煽動部を完全に掌握するために取った措置だと見ている。