韓国国防部、ハッキング「証拠隠滅」 …隠して縮小する癖がまた出てきた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.06 10:50
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昨年7月6日、慶尚北道浦項市(キョンサンブクド・ポハンシ)の海兵隊訓練場で韓米海兵隊が共同空地戦闘訓練を行った。北朝鮮が侵攻してくれば反撃するという韓米共同の作戦計画に伴う訓練だと関係者は説明した。作戦計画が北朝鮮に流出したとすれば、再検討された後、一部は修正されるものと見られる。(写真=中央フォト)
昨年12月に発生した国防電算網(国防網)のハッキング事件の余波が大きくなっている。これまで軍当局はどのような秘密文書が流出し、どれほど多くの侵害を受けたのか、正確な内容を発表しなかった。近く発表される軍当局の調査結果に注目しているのはこのためだ。だが、調査結果に問題があるという決定的な事実が明らかになった。軍当局が急ぐあまり、証拠をき損してしまったのだ。
軍関係者によると、最も敏感な軍事2級秘密も流出したという。北朝鮮の侵攻に備えて用意した軍事作戦計画だ。もし北朝鮮の手に渡ったとすれば、核兵器に匹敵する深刻な安保脅威だ。軍当局はすでに新しい作戦計画に変えたので大きな被害はないとコメントした。だが、匿名を求めた関係者は「新しい作戦計画も既存の作戦計画を基に作成されたもの」とし「流出した文書をすべて把握して補完策を用意しなければならない」と話した。
このような補完措置を講じるには、どのような資料がどれくらい流出したかを把握しなければならない。だが、正確な被害規模を把握できなくなった。軍当局が急ぐあまり証拠をき損してしまったただ。