半分が非正社員、育児休業考えられず結婚・出産あきらめる=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.30 16:41
女性科学技術者を支援する法的根拠(女性科学技術者育成及び支援に関する法律)ができてから12年が経過したが、彼女たちの疎外感は変わっていない。女性科学技術者の数は増えても、彼女たちを支える環境と文化的な配慮が不足しているからだ。「ガラスの天井」にぶつかり雇用不安に怯える女性科学技術者が剥奪感を訴えている。韓国女性科学技術者支援センターのイ・ヘスク所長は「女性科学技術者の支援と活用に対する社会全般的な悩みが必要な時期」と述べた。
かつては工学部に通う女性は「第3の性」と呼ばれるほど少なかった。しかし今は違う。科学技術人材の拡充と女性の専門性が強調される中、政府が雇用目標値を設定し、科学界進出を誘導している。仕事と家庭を「両立」するように出産休暇や保育施設などを保障する支援策も用意した。韓国女性科学技術者支援センターが国内2909カ所の研究機関を対象にした「女性科学技術人力活用実態調査」によると、2012年に国内で在職中の科学技術者は22万3276人で、うち4万2323人(19%)が女性だ。5年前(2007年、3万591人)に比べ約1万2000人増えた。