グレコローマン型テコンドーの「テッキョン」、五輪進出が夢=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.31 14:05
「テッキョンへの関心は以前ほどではないが、テッキョンの世界化はいまからが始まりです。“グレコローマン型テコンドー”としてテッキョンをオリンピックにデビューさせるのが目標です」。大韓テッキョン連盟李容福(イ・ヨンボク)会長の言葉だ。テッキョンは足で蹴ったり足技で相手を倒すことで決着を付ける韓国固有の素手武芸だ。「イック」「エック」という気合いの声も大衆になじんでいる。李会長は来月15日と19日にワシントンとロサンゼルスでテッキョンとアリランを組み合わせた公演「連」を披露する。「連」は1時間10分にわたるノンバーバル公演だ。多様な文化と過去・現在・未来をつなぐという意味で「連」という名前を付けた。李会長は今後5年間に30カ国70都市を回り公演する計画だ。
「テッキョンがテコンドーの原形ならば、グレコローマン型テコンドーはテッキョンになる。レスリングを通じておなじみのグレコローマンという表現はギリシャとローマという意味の形容詞で、昔のもの、古代という意味を含んでいる。テコンドーは最近中国の武術と日本の空手から力強い挑戦を受けている。アイデンティティを問題視する人たちもいる。テコンドーとテッキョンを連結すればこの問題を解決することができる。世界テコンドー連盟にテッキョン分科委員会を作るのも方法だ。だが、世界にテッキョンを広く知らしめるのが先という考えから今回の公演を企画した」。