韓国語に『フォショップジル』という造語がある。デジタル写真編集ソフト「フォトショップ」などのプログラムを使って、写真を巧妙に変形させることを意味する。もちろん、実際よりさらに奇麗に格好良くするのが、その目的。
入社時の履歴書にまで、こうした「フォショップジル」をしかけた写真が増えていて、各企業が頭を悩ませている。最近、下半期の採用を行ったある証券会社は採用公告に「写真の変形・編集を禁止」と明記した。
就職ポータル・キャリアが、企業の人事担当者65人に尋ねたところ、行き過ぎた「写真整形」で実際の印象とあまりにも違う場合、内勤に対しては53.8%、外勤に対しては69.2%が「減点または脱落の対象になる」と答えた。また、ステッカー写真(36%)や画像度の低い携帯電話の写真(32.6%)なども、減点・脱落の要因になる。