【グローバルアイ】スパイたちが作るトランプ・金正恩談判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.20 14:34
米中央情報局(CIA)のポンペオ長官が北朝鮮非核化交渉の前面に登場した。徐薫(ソ・フン)韓国国家情報院長、金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮統一戦線部長と3カ国の情報機関の秘密チャンネルを通じてトランプ大統領と金正恩労働党委員長の5月の核談判に合意したほか、準備も主導している。スパイのトップが外交官を押しのけて国際交渉に直接出てくるケースは珍しい。
ポンペオ長官はトランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の首脳会談提案を受諾するのに決定的な役割をした。北朝鮮の海外情報機関である偵察総局などと非公式チャンネルを構築し、非核化の意思など真意を確認して報告した。ポンペオ長官は先週解任されたティラーソン氏に代わって国務長官に指名された後も、CIAの水面下チャンネルを活用して北朝鮮と首脳会談の準備のために接触しているという。これに関し米国メディアは「ポンペオ長官は秘密チャンネルを通じて行われる“静か”な外交類型を好む」と伝えた。上院の承認を通過するまでは現職CIA局長の身分であり、国務省と国連北朝鮮代表部間の従来の「ニューヨークチャンネル」ではなく情報チャンネルが首脳会談を主導するしかない状況だ。