【コラム】電気自動車市場を主導、革新素材の開発にかかった=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.17 08:45
「ガソリン自動車は遅くとも15年以内に痕跡もなく消えてしまい、電気自動車がこれに代わるだろう」。電気自動車およびエネルギー分野の世界的な大学者であるトニー・セバ(Tony Seba)教授が著書『エネルギー革命2030』で出した展望だ。これを証明するかのように最近テスラが披露した電気自動車「モデル3」への人々の関心が熱い。電気自動車は一般自動車に比べて価格が高いだけでなく、充電時間が長くて一度の充電にともなう移動距離が短く、充電施設も不足しており実際の普及台数が多くない。だが「モデル3」に対する関心は、熱風を越えて台風に近い。電気自動車にこれほど熱狂する理由は何だろうか。
「モデル3」は洗練されたセダン型デザインに十分な室内空間、速いスピードと安全性を持ち、価格もやはり非常に大衆的だ。またリチウムポリマー電池の代わりに小型リチウムイオン電池数千個をつなげたために一度の充電で何と346キロも走行できるようになった。テスラは電気自動車用バッテリーの独占企業として日本のパナソニックを選定し今後5兆ウォンを投資して工場を作る計画だという。