【社説】中国製品の韓国襲撃、生き残りをかけた反撃が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.16 13:50
中国では世界一流企業が新製品を出せば即座に複製品が量産される。中国製が「偽物」や「下流製品」と呼ばれたり、「安さから中国製ワインセラーを買ったら半月で故障した」という嘲弄とエピソードがあふれる理由だ。このように慢心している間に中国製は韓国の茶の間を襲撃している。流れはすでに大勢とみられる。
昨年中国の携帯電話市場でシャオミがサムスン電子を追い越したというニュースは信号弾にすぎなかった。今月中にシャオミ総販売契約を取るために韓国企業同士の激しい水面下での競争を行っているというから中国製が韓国のお茶の間にどれだけ深く進撃したのか知ることができる。また、中国商用車メーカーの福田汽車のピックアップトラック「拓陸者」(TUNLAND)は韓国で音もなくシェアを伸ばしている。
中国製の韓国市場進撃の例を挙げれば切りがない。来年から発効される韓中自由貿易協定(FTA)以降はこうした流れが本格化する。だが手を打てない可能性がある。市場が開放され消費者が価格に比べ性能が良いコストパフォーマンスを重視しながらだ。こうしたトレンドに合わせて韓国の大企業まで中国製品供給に腕をまくり上げた。きのうLGユープラスはファーウェイのスマートフォン「Y6」の市販を開始した。出庫価格は韓国のスマートフォンで最も安い15万4000ウォン(約1万5880円)だが、支援金を受ければ無料だ。韓国にサービスセンターまで構築したというから大奥にまで進出したという話だ。