韓国、国産果物が消費不振...輸入果物は人気継続
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.30 15:42
リンゴや梨のような韓国産果物が旬を迎えているが、消費不振で価格が落ちて農家が泣き顔だ。半面、夏から始まったキウイ・ザクロ・グレープフルーツのような輸入果物の人気は相変わらずで販売量が大きく増えた。
29日、ソウル市農水産食品公社によると、9月に新高梨(15キロ/箱)の卸売価格は昨年今頃〔4万1000ウォン、約4200円)より37%安い3万5000ウォンで取り引きされている。リンゴ玉露(15キロ/箱)も昨年(5万4000ウォン)より15%程度落ちた4万6000ウォンで売れている。特に今年豊作の栗は9月の平均卸売価格が40キロ11万ウォン台で、最近5年間で最安値となる。価格は落ちたがたくさん売れることもない。ロッテマートの9月国産果物の売上げは昨年より15%ほど減少した。秋夕(チュソク、中秋)が9月初めにあったせいで祭祀用果物の需要が早目に終わり、その後は消費が回復しないでいるためだ。
半面、輸入果物の人気は続いている。やや酸味の強いキウイやザクロの販売量が昨年より20%ほど増えた。今年の輸入果物のうち最大ヒット商品となったグレープフルーツは、昨年より200%以上売上げが伸びた。ロッテマートなどはこれに伴い、来月初めまで国産果物の消費活性化のための企画展などを開く。