「韓国の肥満率、OECD中最も低いが…社会的格差の加速化が問題」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.10 14:10
「肥満という病気は、国家経済と社会に及ぼす波紋が大きいので、政府が積極的に介入して治療と予防に乗り出すべきだ。韓国を除く経済協力開発機構(OECD)の加盟国が公共の保険で肥満治療を支援している理由だ」。
フランスのパリのOECD本部で保健担当首席経済分析家として仕事をするフランコ・サッシ氏(Franco Sassi、48)は最近、中央日報との電話インタビューで「肥満は危険ではないとの安易な考えが、本当に危険だ」と強調した。彼は、OECDが2010年に発刊した肥満に関する総合報告書(『肥満と予防の経済学』)を作成した。当時、報告書で彼は「20世紀に高所得国家で急速に拡散した2つの流行性の病気が慢性疾患の増加に大きく影響を及ぼしたが、それは肥満と喫煙だ」と指摘した。一部のOECD国家の喫煙率は1960~70年代に50%で頂点をつけた後に減少傾向だが、肥満は今も急増している。
--肥満がなぜそんなに危険なのか。