「北、元山航空ショー急きょ中止…対北制裁で燃料節約か」

「北、元山航空ショー急きょ中止…対北制裁で燃料節約か」

2017年08月28日10時21分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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北朝鮮が外国人観光客を集めるために6カ国語で作成した元山(ウォンサン)国際親善航空祝典のホームページ。
  北朝鮮が来月開催する予定だった「元山国際航空ショー」を突然取り消すことにしたと、日本メディアが報じた。NHKは27日、複数の外交消息筋を引用し、「北朝鮮で来月、外国の観光客やメディアも受け入れて開催される予定だった航空ショーが、急きょ中止されたことがわかった」とし「国連安全保障理事会の制裁決議で各国による航空燃料の輸出が原則禁止されている中、燃料の浪費を避けたい思惑があるのではないかという見方が出ている」と報じた。

  当初、北朝鮮は昨年に続いて江原道(カンウォンド)元山葛麻(カルマ)空港で来月23日から2日間、国際航空ショー(元山国際親善航空祝典-2017)を開催すると明らかにしていた。6月4日には金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が空軍戦闘機パイロットの戦闘飛行術競技大会に出席するなど、航空ショーの準備状況に直接かかわったりもした。

  外国人観光客を募集するため6つの外国語(英語・ロシア語・ドイツ語・オランダ語・中国語・日本語)に翻訳されたホームページまで作成するなど対外宣伝にも力を注いだ。27日現在、このホームページには「航空ショー中止」の内容は掲載されていない。

  北朝鮮は核実験などによる国際社会の制裁にもかかわらず、昨年9月に初めて元山航空ショーを開いた。当時、ミグ21、ミグ29、スホイ25など北朝鮮空軍戦闘機やイリューシン系列の高麗航空旅客機など20機以上の航空機が動員された。また米ヒューズ社が製作し、韓国の陸軍も保有しているMD-500ヘリコプターも登場し、目を引いた。

  外貨稼ぎを目的に中国駐在旅行会社を通じて外国人観光客を引き込もうと努力した。観覧料も高く設定された。米国自由アジア放送が入手した資料によると、昨年の航空ショー観覧料は普通席1人あたり250ユーロ(約33万ウォン)、豪華席1人あたり500ユーロ(約66万ウォン)だった。実際にどれほどの外国人が航空ショーを観覧したかは集計されていないが、外国人を含めて観衆約1万5000人が参観したと当時、北側は明らかにした。

  北朝鮮が今年の航空ショーを中止したのは、国際社会の対北朝鮮圧力レベルが以前とは違うためだという分析が出ている。外交筋は「中止の理由ははっきりしない」と話していると、NHKは伝えた。しかし北朝鮮の国内事情に詳しい別の関係者の言葉を引用し、「(北朝鮮当局は)燃料の浪費を避けたい思惑があるのではないかという見方が出ている」と伝えた。

  5日に安保理は北朝鮮産石炭・鉄・鉄鉱石の全面輸出禁止などの内容を盛り込んだ高強度の新しい対北朝鮮制裁決議案(2371号)を採択した。

  しかし最近まで北朝鮮が弾道ミサイル試験発射を強行してきた点などから別の解釈も出ている。チャ・ドゥヒョン峨山政策研究院客員研究委員は「航空ショーが老朽した北朝鮮の航空戦力をそのまま露出するという指摘のため急きょ中止決定をした可能性がある」とし「中国が原油の供給を中断する状況まで覚悟して燃料を備蓄する動きであるかもしれない」と述べた。
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