韓国テノール歌手、プラシド・ドミンゴ主催のコンクールで優勝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 14:38
韓国テノール歌手のキム・ゴヌ(31)が世界的な名声をもつプラシド・ドミンゴが主催する「オペラリア国際コンクール」で優勝した。キム・ゴヌは今月24日(現地時間)、メキシコ・グアダラハラのデゴジャド劇場で12人が競ったコンクールの決選で男性声楽家部門1位と聴衆賞を受賞した。高齢により10月に最後の来韓公演を行う予定のドミンゴが直接トロフィーをキム・ゴヌに授与した。
オペラリアコンクールは世界三大テノールの一人に数えられるドミンゴが後輩養成のため1993年に創設した。声楽家の実質的なキャリアを積む近道として広く知られているコンクールだ。メゾソプラノのニーナ・シュテンメ、テノールのローランド・ビリャソン、バスのアーウィン・シュロット、ソプラノのアイーダ・ガリフッリーナなどを輩出した。これまでこのコンクールで韓国声楽家が顕著な活躍を見せてきた。バスのヨン・グァンチョル(1993)、ソプラノのキム・ソンウン(1995)、テノールのキム・ウギョン(2004)、バリトンのヤン・テジュン(2007)がそれぞれ1位を獲得したことがある。