韓経:【社説】人民元レート戦争…韓国企業は備えているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.05 14:55
中国人民銀行が昨日、人民元を2カ月ぶりの最大幅で切り上げ、市場の注目を集めた。前日比0.16%切り上げた1ドル=6.5419元と告示したのだ。最近の中国株式市場の変動性や中国経済全般の不確実性を勘案すれば切り下げるべきだが、投機マネーに対抗して切上げたと見なければならないようだ。ジョージ・ソロスを筆頭に国際ヘッジファンドが大々的に人民元安にベッティングしているからだ。
中国政府が公言してきたよううにヘッジファンドとの全面戦争も辞さないという意志を表したものと解釈される。ヘッジファンドが動き、域外市場で人民元安に傾くと、人民銀行が「行動」に出たのだ。中国の1月の外貨準備高発表を控え、駆け引きで劣勢にはならないという意志も見える。しかし昨日も域外市場で人民元安が続いた。莫大な外貨準備高で為替レートを「管理」してはいるが、今後もこうした基調が続くかは分からない。