<ロッテ経営権紛争>辛東彬会長、実質的持ち株会社「光潤社」を握ってこそトップに(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.29 10:46
持ち株競争に関連し、辛総括会長と辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテサムドン福祉財団理事長(73)が保有株を辛東主前副会長と合わせて取締役会をまた開き、辛東彬会長を退かせる「第2のクーデター」の可能性も依然として残っている。特に辛総括会長の長女・辛英子理事長が今回の兄弟間の不協和音局面で「キャスティングボート」として存在感を強めている。兄弟間の持ち株比率に大きな差がない状況で、辛格浩総括会長の長女の辛理事長が大きな影響力を及ぼすことができるからだ。辛総括会長は辛理事長をかわいがり、娘の声によく耳を傾けるという。辛理事長の娘チャン・ソンユン氏も4月にホテルロッテの海外事業開発担当常務となった。「辛東主-辛英子」連合が今すぐ辛東彬チームトップ体制を脅かす可能性は低いとしても、辛英子理事長の意中がグループで持つ意味は小さくないというのが財界の見方だ。
財界によると、辛英子理事長はロッテショッピング(0.74%)・ロッテ製菓(2.52%)・ロッテ七星飲料(1.3%)・ロッテドットコム(2.66%)・ロッテフード(1.09%)・ロッテ情報通信(3.51%)・ロッテ建設(0.14%)・ロッテアルミニウム(0.12%)・ロッテカード(0.17%)など主要系列会社の株式を幅広く保有している。それ自体は大きな規模ではないが、他の株主の持ち株と合わせれば話は変わる。