サムスン電子、年内にモバイル送金サービス開始
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 14:15
サムスンが情報技術(IT)と金融を結びつけた「フィンテック(Fintech)」に本格的に参入する。別途の認証手続きなくギャラクシースマートフォンの利用者同士が送金できるサービスが最初の段階だ。フィンテックとは金融(Financial)と情報技術(Technology)の合成語。ペイパルやアリペイなどグローバル電子商取引会社が簡便で安い手数料を武器に新しく開拓した市場でもある。
サムスン電子は21日、モバイル決済専門会社「イエローペイ」と都市銀6行と協業し、年末ごろモバイル送金サービスを開始すると明らかにした。来月からサービスを開始する「バンクウォレットカカオ」と同じく最大10万ウォン(約1万円)まで送金が可能だ。
サムスン電子のモバイル送金サービスは今月10日、金融監督院のセキュリティー審議を通過した。参加銀行はKB国民銀行・新韓銀行・ウリィ銀行・NH農協銀行・シティ銀行・郵便局。まずは6つの銀行間の送金が可能だ。サムスン電子とイエローペイは提携銀行を金融圏全体に拡大する計画だ。サムスンのモバイル送金サービスは使用方法が簡単だ。ギャラクシースマートフォンの使用者はグーグルプレイストアで電子財布アプリケーション(アプリ)「サムソンウォレット」をダウンロードし、本人の口座を登録すればよい。