日本の素材輸出制限長期化の兆し…業界「今後100日が山場」=韓国

日本の素材輸出制限長期化の兆し…業界「今後100日が山場」=韓国

2019年07月21日10時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本政府が韓国向けの半導体・ディスプレー用素材の輸出制限に出て17日目を迎えた。「現時点」だけで見れば韓国企業の被害はない。これまで簡単な手続きだけ経て輸出されていたフッ化ポリイミドとフォトレジスト、高純度フッ化水素(エッチングガス)は今回の規制により平均90日ほどかかる輸出審査が進行中だ。21日にサムスン電子とSKハイニックスなど韓国を代表する半導体メーカーの関係者らは「4日の輸出規制以降(該当素材の輸出が)拒否されたものもないが、だからと承認されたものもない」と話した。業界では「今後100日が山場」という話が出ている。

  ◇輸出制限宣言後半月…企業は超非常経営

  サムスン電子とSKハイニックス、LGディスプレーなど関連企業はすでに「非常体制」に入り多角的に対策をまとめている。核心素材3品目の在庫を点検する一方、韓国企業が持つ海外法人、日本企業が持つ海外工場などを通じて追加調達できるのか把握に乗り出した。

  オーナーと最高経営責任者(CEO)も直接腕をまくり上げた。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は7日、SKハイニックスの金東燮(キム・ドンソプ)対外協力総括社長は16日に日本出張に出て現地の業界関係者らと会った。現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長は大韓アーチェリー協会の資格で18日に東京を訪れているが、日本の規制が自動車素材部品に拡大する可能性に備えて現地のサプライチェーン点検に出たとの見方が出ている。

  フッ化ポリイミドとフォトレジストの対日輸入依存度は90%を超える。フッ化水素の依存度はそれでも44%程度だが、半導体エッチングと洗浄などに広く使われ、「水のように使う」と言われるほど多くの量が必要だ。特に日本のフッ化水素は高性能半導体を生産するサムスン電子とSKハイニックス製品に適合した世界最高品質を持っており、すぐに他の製品で代替するのに困難が予想される。一部では韓国企業が持つ素材在庫が2週間分しかなく工場が止まるという懸念が出ている。しかしサムスン電子とSKハイニックスの確認の結果、今後3~4カ月間は工場稼動に問題がないという。

  ◇代替供給元、国産化に乗り出したが品質確保がカギ

  時間が流れながら両国間の神経戦も続いている。青瓦台(チョンワデ、大統領府)はすでに「韓日ともに国連の調査を受けよう」とし、日本が輸出規制の名分として掲げた「戦略物資の北朝鮮への不法搬出」の主張に正面から対応した状態だ。これに対しNHKは日本の経済産業省が軍事転用の懸念がなければ速やかに輸出許可を出す方針だと18日に報道した。日本の立場に変化があるのではないかとの観測も出ているが、韓国政府は「速やかな許可方針に対する通知を受けていない」と明らかにした。

  明確な局面転換の兆しが見られないことからサムスン電子は最近協力会社に公文書を送り、日本から輸入されサムスン電子に供給するすべての資材に対し90日分以上の在庫を備蓄するよう要請した。在庫確保時点を「今月末、遅くとも8月15日まで」で釘を刺し必要な費用と該当在庫はすべてサムスンが責任を持つという条件も提示した。日本政府の輸出規制がスマートフォンやテレビなど他の部品素材に拡大する可能性に備えた決定だ。業界関係者は「日本が実際にホワイト国から韓国を除外すれば個別に輸出許可を受けなければならない素材品目が増えることになる」と懸念する。

  最近中国と日本のメディアは中国浜化グループが韓国の半導体企業からフッ化水素を受注した、サムスン電子とSKハイニックスが日本ではない第3のフッ化水素の品質をテスト中だと報道した。

  ◇企業は「事態長期化に備えシナリオ別に対応策用意」

  しかし第3の代替材や国産品の品質が既存の日本製に代わるほどの水準なのか、品質が似ていてもこれを実際の工程に適用して同じ品質の半導体を作ることが出きるかには意見の違いがある。半導体業界関係者は「日本の素材メーカー企業は100年以上技術とノウハウを蓄積したところが多い。すぐにその水準に追いつく供給元は多くない」と話した。同関係者は「韓日間で早い時期に妥協し、互いに競争力がある部分を輸出入することが最も現実的で価格競争力の面でも有利だ。しかし国際的・外交的力学関係が絡まっている事案で企業としては多様なシナリオに備えて対策を用意している」と話した。
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